最近よく見かけるようになったおむすび専門店。コンビニのおにぎりとは一線を画す「本格派」が増えてきているのをご存知ですか?特にプロの料理人たちが注目しているのが、お米へのこだわりを全面に押し出したお店なんです。
実はおむすびって、具材ももちろん大事なんだけど、ベースとなるお米の質が命なんですよね。「ごはんがうまければ塩だけでも十分」って言葉、あながち間違いじゃないんです。
東京・吉祥寺にある「米屋ごはん」では、毎日店主自らが精米する新鮮なお米を使用。産地直送の契約農家から仕入れた特別栽培米を、店内の小型精米機で必要な分だけ精米するというこだわりよう。鮮度が命のお米は、精米してからの時間経過とともに風味が落ちていくので、この方法は理にかなってるんですよね。
また、大阪・中崎町の「おむすび間」では、5種類の異なる銘柄米を日替わりで提供。その日の気温や湿度によって最適な炊き方を調整するという徹底ぶり。ある日は山形のつや姫、ある日は新潟のコシヒカリと、日によって違う味わいを楽しめるのが魅力です。
こうした専門店のおむすびを一度食べると、「お米ってこんなに味わい深かったんだ」と気づかされます。特にプロの料理人は素材の良さに敏感だから、休日のランチにわざわざ足を運ぶ人も多いんだとか。
価格は一個250円〜450円と、コンビニのおにぎりと比べると少し高めですが、その味わいは別次元。「お米そのものの甘みを感じる」「噛むほどに広がる風味がある」など、食べた人の感想は上々です。
おむすび文化は日本の食の原点とも言えるもの。その伝統に新たな価値を加えた専門店の登場は、ファストフード全盛の現代において、改めて「本物の味」を見直すきっかけになっているようです。
休日のブランチや、ちょっと贅沢なランチタイムに、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?あなたの「おむすび観」が変わるかもしれませんよ。
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