米農家も認めた!こだわりのお米で作るおむすびの奥深い世界

朝ごはんにも、お弁当にも、小腹が空いたときにも。日本人なら誰もが愛するおむすび。でも、「ただのごはんを握っただけ」と思っていませんか?実は、おむすびの世界は奥が深いんです。

先日、秋田県の老舗米農家を訪ねる機会がありました。そこで教わったのは「米の個性」について。「コシヒカリは粘りがあるから握りやすいけど、ササニシキはさっぱりした味わいで梅干しとの相性が抜群」と教えてくれたのは、三代続く農家の息子さん。

「おむすびに最適な米は、炊き方から変わるんですよ」という言葉に目から鱗。水加減、炊飯器の種類、そして何より「蒸らし時間」がおむすびの味を左右するんだとか。

握り方にもコツがあります。力を入れすぎると米が潰れて食感が悪くなり、弱すぎるとばらけてしまう。程よい圧力で、空気を含ませながら握るのがベスト。農家のおかあさんが見せてくれた手つきは、まるで職人技。

塩も侮れません。普通の食塩、岩塩、天然塩…種類によって味わいが全然違います。高級レストランのシェフも「おむすびの塩選びは真剣」と言うほど。

具材との組み合わせも無限大。定番の梅干し、鮭、昆布も良いですが、農家さんおすすめは「季節の野菜の漬物」。春は菜の花、夏はキュウリ、秋はナス、冬は大根…と、その時々の旬を楽しむのだそう。

米農家さんの家で出してもらったおむすびは、見た目は普通なのに、一口食べたら感動的な美味しさ。「米が主役、具は脇役」という言葉に納得しました。

おむすびは日本の食文化の原点。海外でも「ONIGIRI」として注目されています。NYでは日本米を使ったおむすび専門店が人気だとか。

お米へのこだわりが、おむすびをグルメに変える。今度おむすびを作るときは、米の品種から考えてみてはいかがでしょうか?手間をかけた分だけ、美味しさは倍増します。

シンプルだからこそ奥が深い、日本の伝統食。おむすびを通して、お米の素晴らしさを再発見してみませんか?


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